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必見!ダイヤモンドの見分け方

公開日: 2020/10/15

皆さんはダイヤモンド・ジュエリーを選ぶとき

≪ラザールダイヤモンド≫や≪ロイヤルアッシャー≫、≪モニッケンダム≫といった、言わずと知れた世界最高峰のカッティング技術を誇るカッティングブランドにこだわるのか?

それとも

≪ハリー・ウィンストン≫や≪ティファニー≫、≪ ヴァン クリーフ&アーペル≫といったハイジュエリーブランドにこだわるのか?

どこに重きを置いてお気に入りの1つを選択しようとするかは人それぞれですよね。

では、ダイヤモンドそのものの生産国などについて思い浮かべたことはありますか?

今回はダイヤモンドの生産国や鑑定などについて知っておきたいことをいくつかご紹介したいと思います。

ダイヤモンドの生産国

ダイヤモンドは、この地球上に生命が誕生するよりも遥か遠い昔から存在する、自然が育んだ美の奇跡と言える存在です。

そのほとんどが10~30億年ほど昔に生成されたもので、地下160km以下の深い地中で生まれたダイヤモンドは、何億年も前に起こった火山噴火により土地の表面に押し上げられたことによって、私たち人間が採取することができるようになったのです。

現在、ダイヤモンド生産国として、10年以上世界第1位の採掘量を誇っているのが「ロシア」です。

そして、2位は「ボツワナ」。ボツワナでの採掘量はロシアの約半分と言われていますが、大きくて品質が高いダイヤモンドが採れることで有名です。また、ボツワナはダイヤモンド発掘によって世界最貧困国から中所得国へと発展し、ダイヤモンドによる収益の恩恵で子供たちへの無料教育や、医療機関の設立、社会福祉といった分野への出資もできるようになった共和国でもあります。

3位にカナダなどと続いていくわけですが、

ここで気になるのが世界のダイヤモンド生産国のランキングには名を連ねていないにもかかわらず、ダイヤモンドと切っても切れない国が「イスラエル」です。

18世紀に入るまで、ダイヤモンドはインドからヨーロッパに流入し、その取引の中枢を担っていたのがユダヤ人でした。

更に古くは、第二次世界大戦においてヒトラーがベルギーに侵攻。この時、ベルギー・スヘルデ河口の港湾都市で、ダイヤモンドカッティングの中心地だった”アントワープ”に居住していたユダヤ人のカッティング職人たちが迫害を逃れ、現在のイスラエル第二の都市となっているテルアビブに移住。それをきっかけにイスラエルでダイヤモンド産業が発展し、大きな役割を果たすようになったという歴史があります。

宝石鑑別について

自分の持っているジュエリーが本物なのか、どれくらいの価値があるものなのかを知りたいときってありますよね。

ここでは参考までに、プロが利用する鑑別機関についてご紹介したいと思います。

世界各国に22の支部を構えており、最もメジャーな宝石鑑別機関として知られているのが、世界中から信頼と高い評価を得ている宝石学研究所のひとつ「GIA〈ジーアイエー〉」(ジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ)です。
有名ハイジュエリーブランドでの購入時にGIA鑑別書が付属してくることも珍しくありません。

宝石好きの方なら一度は目にしたり聞いたことがあるのではないでしょうか。

「GIA」以外にも宝石鑑別機関はあります。

ここ日本には、1981年に宝石の鑑別・グレーディングを主要業務とする法人が全国から参集し結成された「AGL(宝石鑑別団体協議会)」というものがあります。

この「AGL」に加盟しているかによって信頼できる会社かどうかを見極めるバロメーターにもなるでしょう。ちなみに日本の鑑定機関は東京・御徒町に密集しています。

代表的なところをいくつかご紹介します。

まず、国内最大級の鑑定機関として知られ、唯一海外でも認知される「CGL(中央宝石研究所)」。
現在日本で発行されている鑑定書の70%前後を占めていると言われています。

続いて、特にカラーダイヤモンドに強い鑑別機関「AGT(AGTジェムラボラトリー)」
微妙な色合いのダイヤモンドはAGTの鑑定結果が重視されると言われるほど高い評価を得ています。

そして、国内の有名ブランドや百貨店で多く使われている鑑別機関「JTL(ジュエルトレーディングラボラトリー)」
ルース(台に留められていない状態の宝石)ではなく、宝石を外すところからやってもらえるという利便性も特徴的なところです。

ダイヤモンドを選ぶ時に気にしておきたいクラリティ

ダイヤモンドの品質評価国際基準「4C」とは、カット・カラー・クラリティ・カラットを意味します。
クラリティとは、その基準の中のひとつで透明度の評価を表しています。

しかし、4Cのうちカット・カラー・クラリィの「3C」がダイヤモンドの品質を決定づけるものであり、カラットの重さは品質には影響しません。

カット・カラーはもちろん重要ではあるのですが、ここではクラリティについて述べたいと思います。

天然のダイヤモンドには、結晶化の際にできる不規則な傷や構造など、10倍の倍率で見える内包物(インクルージョン)がありますが、こういったものは生成過程の結果として生じたものです。
これらの特徴はダイヤモンドが天然であることの証明にはなるものの、完璧な美しい輝きには悪影響を及ぼす為、透明度が高ければ高いほど価値が高くなります。

クラリティのランクは、内包物(インクルージョン)や傷の大きさ、数、位置などによって判定され、11段階で格付けされています。

最高ランクは「FL(Flawless)フローレス」と呼ばれ、内部、外部のどちらにも一切の内包物(インクルージョン)や傷がダイヤモンドに含まれていないもの。

次のランクは「IF(Internally Flawless) インターナリー・フローレス」と呼ばれ、外部にのみ極僅かな傷があるが内包物(インクルージョン)は含まれず、FLと同様高いグレードです。

以下の順に続きます。

「VVS (Very Very Slightly Included) ベリー・べリー・スライトリー・インクルーデッド」と呼ばれ、”VVS1″と”VVS2″の2段階あります。
10倍の拡大でも内包物(インクルージョン)の発見が非常に困難なレベルのものです。

「VS (Very Slightly Included) ベリー・スライトリー・インクルーデッド」VVSと同様にこちらも”VS1″と”VS2″の2段階に分けられます。
10倍に拡大した際、極僅かな内包物(インクルージョン)がみられる場合にこのグレードに当てはまり、肉眼ではVVSとの差は判別不可能で、専門家ですらその判別は困難です。

「SI(Slightly Included)スライトリー・インクルーデッド」と呼ばれるこちらのランクは、VSと比較すると若干、内包物(インクルージョン)が多く発見された場合に当てはまります。
肉眼で内包物の発見は困難なレベルで、SIも”SI1″と”SI2″の2段階に判別されますが、”SI2″では10倍に拡大した際、傷や内包物(インクルージョン)が確認できる場合があります。

そして最後のグレード「I1~I3」ですが、このIについては諸説あり、GIAでは『Included(インクルーデッド)』GIA発行のDiamond Dictionaryでは『Imperfection(インパーフェクション)』と表記されています。

いづれにしてもグレードについては、肉眼または10倍で目立つ内包物(インクルージョン)が発見できるダイヤモンド、および大きめなクリベージもしくはフェザーに囲まれた大きい内包結晶のように、耐久性に重大な影響を及ぼす内包物(インクルージョン)のあるダイヤモンドを含み、それらが1~3段階に分けられます。

まとめ

以上のように、11段階にも選別されているクラリティ。素人には覚えるのも大変ですよね。。。

良質なクラリティを見極めるポイント、注意しておきたい点をまとめてみました。

一つ目は「肉眼で見える内包物(インクルージョン)が無い」ということ。

肉眼で見える内包物(インクルージョン)がある場合、その位置と大きさ、レリーフを気にすること。
ダイヤモンドの中心から離れたところにある内包物(インクルージョン)はほぼ目立ちません。ダイヤモンドのカットによってさらに目立たなくなります。またセッティングで隠れる場合もありますので、この場合はダイヤモンドの外観にさほど影響はないと言われています。

そしてもう一つのポイントは「カットスタイル」です。

ファセット数が多いブリリアントカットのダイヤモンドは内包物(インクルージョン)が目立ちにくく、ファセット数に比例して光の反射も強く、多様な輝きを発するため、細かな内包物(インクルージョン)が隠れやすくなるのです。

逆にステップカットのダイヤモンドで内包物(インクルージョン)がある場合、かなり目立ちます。
クラリティを下げてダイヤモンド購入を検討される場合、ブリリアントカットがおすすめできる所以と言えるでしょう。

当社ではダイヤモンド・ジュエリーの販売からオーダーメイド、リペア・リフォームと幅広く対応しています。
ハイブランドジュエリー・ノンブランドジュエリーの高価買取も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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